"ALIVIO" 〜 地元工務店で本気の家づくり〜

岐阜で暮らす共働き3人家族のマイホームづくり

カテゴリ:森住建 > 構造


【OOSHITA's BLOG】




今回は、我が家のアイシネン施工風景をご紹介します。



昨年12月某日、上棟からまだそれほど経っていない頃。
現場を見にいってみると、



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停まっていました!
アイシネンの施工会社、キングラン中部さんのトラックです。

このトラックから屋内に伸びるダクトみたいなのを辿っていくと、すでに専門の職人さんがアイシネンの吹付作業中でした。




作業の邪魔をしちゃいけないと思いつつも、差し入れを口実に中に入って興味津々で見ていると、
「面白いからどうぞ見てって」
みたいな感じで、目の前で実演してくださいました。


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100倍に膨らむってのは伊達じゃないですね!
あっという間にモコモコっと膨らんでから固まります。
確かにこれなら隙間もできないわ。



壁への吹付の後、サービスで床にもシュッとひと吹きしてくれました。


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こんな風に膨らみます。
固まってから触ってみると、少し温かいです。
うまそう。


これをさらにサービスでアンパンマン仕様にしてくださったので、ありがたく持って帰りました。


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そういえば帰り際、アイシネンの業者さんが浴室のアイシネン施工について話していました。

「いろんな工務店さんと仕事をしますが、森住建さんの現場だと、浴室の周りをかなり念入りに包むことになっています。
他の工務店さんだと、ここまでやれとはなかなか言われませんよ」と。


業者さんに言われると、すごく真実味がありますよね。
そういう声を聞けて嬉しかったです。
やっぱり冬の浴室ほど断熱性能がほしい部屋はありませんし。


我が家のお風呂TOTOサザナは「魔法瓶浴槽」を掲げていますが、その浴室自体をさらにアイシネンという魔法瓶で包むようなイメージでしょうか。


確かに住み始めてからも、浴室が寒いとか、お湯が冷めてると感じたことはありません。
このまま一冬越せたら、それは住み心地に直結する、すごいことだよな〜と。


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そうそう、すこし話が変わりますが、

アイシネンの厚みについて最後にちょっと書いておきます。



上の施工風景を見ていただけば分かるとおり、アイシネンはすごい勢いで膨らんで、柱よりも分厚くなったりします。
柱からこんなにはみ出したら、壁を張れないやないか!



となるので、はみ出した部分はカットすることになります。
こんなふうに。




こうして、アイシネンは柱の厚みに合わせて綺麗に切りそろえられ、その上から壁が張られるというわけです。



ただ...



私たちは細かいので、施工後のアイシネンを見て「カットの必要がない薄い部分」があることが気になりました。
つまり、アイシネンの厚みが他の部分より薄くて、柱の厚みに満たない部分があるのです。


ここだけアイシネンが薄いけど、ここから外の熱が伝わってきたりしない?


と。


気になったので、現場監督の小森さんにも聞いてみたりしたのですが...




結論から言えば、


「その部分が薄い」のではなく、

「他の部分が厚い」のだと分かりました!





森住建の壁に施工するアイシネンの厚さは80mm。
これは仕様書にも明記されています。

それに対して、柱の太さ(厚み)は、基本105mm。



ですから本来、アイシネンは柱からはみ出さなくて当然なのです。
柱よりも25mm薄いのが基本仕様なんですから。

ただ、アイシネンは勝手にぶく〜っと膨らんでくれますから、いっぱい膨れた部分はあえて80mmにせず、柱に合わせて目一杯の105mmでカットしてくれてるんですね。
その部分は本来の仕様より分厚くなるんですから、施主からしたらボーナスみたいなものです。



実際、私も自分の家のアイシネンのいちばん薄そうなところをよく見てみましたが、柱より25mm以上薄いなんていう部分はありませんでした。
つまりどこを見ても、最低80mm以上の厚みは確保されているということです。


ちなみに、岐阜県の属するIV地域で省エネの最高等級4を取る(次世代省エネ基準をクリアする)のに必要なアイシネンの厚みの目安は、77mm(壁への施工の場合)。


そう考えると、充分な厚みのアイシネンを我が家にも施工していただけたんだと納得できました。



アイシネンのような吹付断熱を採用される方は、施工後の状態を見て「ココ薄いんじゃ?」と不安になることがあるかもしれません。
でもおそらく、ウチと同じようにむしろ厚くなってるんだと思いますから、あまり神経質にならなくてもいいですよ、きっと。



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さて、暖房の話に関連して、断熱材の話を少し。



このブログのいちばん初めから読んでくださっている方は憶えてくださってるかもしれませんが、私たちは過去に「夏の暑さと冬の寒さをとことん味わえる寮」に住んでいました。


その寮の洗面脱衣室には、完成後に壁に力づくでぶっ刺したような感じの水栓があり、裂けた壁の隙間から、壁の中を覗き見ることが出来ました。


当時、断熱材うんぬんの知識は私にはありませんでしたが、どう考えても、壁体内に断熱材らしきものは入っていなかったような...



当時は暑くても寒くても「寮だから仕方ない」としか思いませんでしたが、今考えるとあの「雨風防げれば文句ないだろ」的な安普請のおかげで相当苦労しました。




そんな家はイヤだ!というわけで、家づくりを考え始めた頃から欲していた「断熱性能」



I社の見学に行ってからは、C値やらQ値といった言葉も覚え、その後のHM巡りのときもいちいちその辺を気にしていました。


その後、

性能が高いのは吹付断熱だという話を聞き、


森住建を初訪問した日にアイシネンという吹付断熱材を知り...


最終的に、我が家に使われる断熱材はこのアイシネンになりました!


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ところで、アイシネンとはなんぞや?


詳しく知りたい方はググっていただくとして、ごくごく簡単に言えば、細か〜い気泡の断熱材です。



魔法瓶の原理を見れば分かるように、

あるいはJOJOの十二巻カーズ戦を読めば分かるように、



断熱には空気!
これは科学的にも正しいと言って良いでしょう、きっと。


細かい話をしだすと長くなりますが、アイシネンは気泡、言い換えれば「動かない空気」を充填する断熱材です。
理屈から言っても、そりゃ断熱できるわな、と納得させられました。

いろんなサイトを見ると、データ的にも優れた数字が出ていますし、

収縮や脱落をしないのも心強い。



現場吹付なので、一気に膨らんで細かい隙間まで埋めてくれるのもポイントですね。
断熱材ですが気密も上げてくれるというわけです。


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欠点としては、

・ 値段が高い

・ 大きな地震などで一度ズレると元に戻らない

といったところでしょうか。




幸い、ウチの場合は標準仕様がアイシネンでしたから増額は無く、値段は気になりませんでした。



地震の件は、一応「柔軟に追従するから大丈夫」とされていますし、それでも剥がれるような大きな地震なら、もう仕方がないよな〜と。



そうそう、「生涯品質保証」がつくのもアイシネンの特筆すべき点でしょうね。
断熱材の中では唯一だそうです。

施工さえきちんとされればあとは劣化しないので、保証しちゃって構わないということみたいです。


「施工さえきちんとされれば」なので、施工できるのは専門の業者さんだけ。
岐阜県では羽島市の「キングラン中部」という会社だけみたいですね。
万一アイシネンが収縮や剥離を起こした場合、この施工会社が無償で再施工してくれるのです。


アイシネンは北米で広く使われている断熱材ですが、訴訟大国アメリカでさえ日本と同様に生涯品質保証を付けてるんだとか。
ハンパな品質だと訴えまくられそうですね。


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というわけで、色々調べた結果、コレは良さそうだと納得できた断熱材、アイシネン。


その施工風景もアップしようと思いましたが、いつものように記事が長くなっちゃったので、また次回写真でご紹介することにします。



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そもそも「限定ALIVIO」ってどんな家なの?


ってことをあんまり紹介していないことに気づきました。
これじゃ、イメージ掴めませんよね。


なので今さらながら、「限定ALIVIO」とは何ぞや?ということについて簡単にご説明しておきます。



まず、ALIVIOとは?


これは森住建さんの新商品で、同社の標準商品「暖森(ぬくもり)の家」のグレードアップ版だと思えば良いと思います。

具体的には、

○ LDKと洗面脱衣室にヒートポンプ式の床暖房

○ 断熱性能の高い玄関ドア(LIXIL GRANDEL)、高性能ハイブリッドサッシ+アルゴンガスの窓(サーモスX)

○ 全館空調システム(マーベックス)

○ 全館LED照明

○ GRAFTEKTのキッチン


などなどが標準で付き、住宅としての性能も


○ 耐震等級3(最高等級)

○ 断熱性能を表す参考UA値=0.59
(※ 値が小さいほど良い。岐阜県が属する地域の平成25年省エネ基準はUA値0.87)


と高性能。

もっとも、昔書いたX社のような、ひたすら性能を追求した商品ではありません。
かといって住み心地度外視でデザインだけを追い求めた家とも違います。
性能と美しさを、なるべく高いレベルで兼ね備えた家を作りたい。
そんな森住建さんの(ていうかたぶん桐山さんの)思いを形にした商品だと言えそうです。



では、「限定ALIVIO」とは?

これは新商品ALIVIOのモデルケースとして、特別価格で提供されていた2棟のこと。
商品名としてのALIVIOと区別するために、私が勝手に「限定ALIVIO」と呼んでいます。

建ててから3ヶ月以上モデルハウスとして使用すること、間取りの基本形はすでに決まっている(つまり完全注文住宅とは言えない)ことなどの制約がありますが、その分、まさに特別価格でALIVIOを建てられるのが魅力。

我が家のターゲットは、この限定ALIVIOです。


細かい仕様はまたそのうち、書く...かもしれません。余裕があれば。
真面目に知りたい方は、森住建さんに直接お尋ね下さい。





さて、次に見た目や間取りですが、


長くなりそうなので別記事とします!


・・・・・・・・・・・・・・・・

週末に開かれた我が家の完成見学会は、どうやら盛況だった模様。ホッとしました。

私もチラリと様子を見にお邪魔したところ、森田さんを含めた営業マンたちは全員来客応対中という満員っぷり。
そんな状況だったのでいつものように森田さんをイジることができず残念でしたが、それだけたくさんの方に見に来ていただいたことを嬉しく思います。
少しでも参考になったのなら、もっと嬉しいです。


そうそう、今回は森田さんたちと絡めなかった分、受付にいた新人2人組が本当に爽やかに応対してくださったのが印象的でした。
顔基準で採用してるんじゃないかという疑惑が生じるくらい美男美女の新人コンビ。
きっとまだ分からないことばかりなのでしょうが、それでも積極的に一生懸命お客さんに対応しようとする姿に心洗われる気分でした。

って、上からっぽくてスミマセン。
でもやはり勢いのある会社、元気のいい人材が集まりますね。
我が社にも欲しいくらいです。
今後も明るく頑張って下さい!!



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③  価格帯はどれくらいか?

避けては通れない値段の話。
いくら気に入っても、いわゆる坪単価で80とか90とか言われちゃったら、また涙を飲んでサヨナラすることになります。


一応、住宅情報誌に公表されていた森住建の参考坪単価(2015年現在)は

「45万円/坪〜
延床面積50坪の場合。
本体価格のほか、構造計算を含む設計料、確認申請料、地盤調査費、完成・地盤・瑕疵保証登録費、資材運搬費、産廃処理費等を含む」

含まれる内容もそれなりに明確だし、これは充分に手の届く良心価格だと、私たちは思いました。


でも延床面積50坪なんていう大きな家は建てられないから、割高になるとして坪55万〜くらいかな?
でもX工務店の例から考えると、ひょっとしたら更に15万アップして70万〜とかになるのかな?
更にオプションを増やしていったら...

と、考えれば考えるほど不安が増していく予想価格。

これは考えててもしょうがない、直接確かめるしかない。
今度行った時、森田さんに単刀直入に聞いてみよう。
最低価格ではなく、実際に建てた方々の価格を聞いて、それが坪60万円くらいなら、引き続き検討する。
70万とか言われちゃうと、私たちには厳しいからな...



④ 断熱性能

快適性に大きく影響するのが断熱性能。
私たちは過去に「毎晩凍死のリスクを冒して眠る家」に住んでいた経験から、断熱についてはある程度高性能な家に住みたいという希望を持っています。


そこでまず気になるのが断熱材と断熱方法。
特に森住建が採用しているアイシネンという断熱材は気になっていたので、色々なサイトを見て勉強してみました。


長くなるのでここでは詳しく書きませんが、簡単に結果だけ書くと

「アイシネンの断熱性能は最高レベル!
でも高価!」

ということ。



さては、標準の断熱材はロックウールか何かで、オプションでアイシネンを選ぶと値段が跳ね上がるって寸法だな?
でもやっぱり断熱材は高性能なのがいいから、アイシネンを入れた値段で見積もりを取るようにしよう。

そう考えて、とりあえず次回の質問事項にアイシネンの値段を加えました。



⑤ その他 構造面のこと


もちろん断熱性能だけじゃなく、基礎のことや採用している工法についても色々と調べました。
ベタ基礎、150mm幅の鉄筋、シロアリ対策のエコボロンなどなど。


ひと通り読んでとりあえずナルホドと思いましたが、地震やシロアリのことは断熱性能とは違い、平常時にはなかなか違いを感じられない部分。
ひねくれた言い方をすれば、「工務店側が主張するメリットが真実かどうか、すぐには分からない部分」です。

だからこそ、森住建さんから直接詳しく説明を聞いて、納得できるかどうかを確かめたいと思いました。



⑥ 担当者

最後にもう一つ。
担当となる営業マンについても考えました。


なにしろ一生の家を任せる営業マン。
頼りになる人、
親身になってくれる人、
聞きたいことを遠慮なく聞ける人、
誠実な人、
今後も長く付き合いたいと思えるような人
...に、担当していただきたい。
知識も大事だけど、人柄も大事!


自分自身が大した人間じゃないのに、営業マンにばっかり多くを求めすぎかもしれませんね。
でもやっぱり、いい営業マンと良い家を作りたい!
なるべくなら、楽しく家づくりを進めたい!
だから、やはり担当者は重要!



いろいろ細かくて生真面目なところのある私たち、いい加減な人とはうまくやっていけません。
もし森田さんが本当にチャラい人で、誠意なくいい加減な仕事をするようなら、それはマイナスになること間違いなし。



でもまだまだ、決めつけるには早い。
チャラそうだけど優しそうでもあったし、物腰は柔らかかったし。
とにかく話をもう少し進めてみて、世間話もしてみよう。
その上で、もしも「コイツはアカンぞ」と思ってしまうような人なら...

そのときは、ご縁が無かったということで。


・・・・・・・・・・・・・・・・・

風呂にまでパンフレットを持ち込んであれこれ考えながら、とにかくもう一度訪ねてみることに決めた私は、森住建さんに電話して翌週末の予約を取り付けました。


その一方で、次回森住建に行くまでにやっておくべきことを考えました。


まず、なるべく具体的な話ができるように、こちらの希望や質問事項をある程度まとめておくこと。
そしてもう一つは、森田さんに紹介していただいた土地を実際に見に行っておくこと。

ちょうど1日休みが取れたので、ここでまたまた土地巡りの旅に出発です!

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