"ALIVIO" 〜 地元工務店で本気の家づくり〜

岐阜で暮らす共働き3人家族のマイホームづくり

3年前にハウスメーカー巡りを始め、行き着いたのは岐阜の地元密着型工務店「森住建」でした。 
同じような境遇の方に、少しでも参考になれば幸いです。


【OOSHITA's BLOG】



気まぐれ更新、WEB内覧会。
今回もLDK編の続きです。





前回記事とは逆のアングル。
プロカメラマンの手にかかると、豪邸に見えますね。すごいわ。



写真右手からご紹介しますと、まずリビング階段。


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過去記事で何度も触れた階段の話、これが最終形です。
ご覧の通りオーソドックスな階段になりました。
でもおかげでコストを抑え、収納を増やすことができました。

ちなみに、階段の手前の柱は当初ナチュラルな色でしたが、

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どうでしょう?ダークブラウン多用のこの部屋では、なんだか柱だけ浮いて見えませんか?


私はそう感じてウ〜ン...と思っていたところ、写真の桐山さんたちも同じように感じたらしく、こちらが何か言う前から「塗りましょう!」と申し出てくれました。
で、現在の違和感ない色に落ち着きました。めでたし。





つづいて、奥に見える中庭。



これまた、過去記事で書いたやつです。
この緑がチラリと見えることによって、部屋からの眺めの質が本当に変わるんです。
潤うんです。






この部屋は、天井にも工夫があります。

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LDKと玄関ホールでは、天井の高さに少し差がつけてあります。
とはいえLDKの天井高は240、ごくごく普通の高さ。
つまりLDKの天井を高くしたというより、玄関ホールからLDK手前までを低くしたのです。
これにより、LDKに入る瞬間になんだか開放感を感じることができます。



もっとも、ただ段差を設けるだけでは、なんだか悪目立ちして野暮になりがち。

その点は、敢えて高さだけでなく素材も変えることでクリアしています。



玄関ホールからLDKに入るまでは天井にレッドシダーを張り、かつ、段差部分に間接照明を仕込みました。
これにより、天井の段差に違和感を持たれることは無くなり、むしろオシャレポイントに変化。
そして、視覚効果により、低いレッドシダー天井をくぐって高いホワイトクロス天井へ抜けた時の高低差がより強く感じられるようになっています。



また、キッチンの天井にも変化をつけてあります。


こちらも色を変え、段差部分に間接照明を仕込んで天井に表情を出しました。 
キッチンの天井は他と比べて汚れやすいそうですから、汚れが目立ちにくいという意味でも濃い色のクロスは有効かと。


また、ダイニングやリビングと繋がった空間の中でも「ココがキッチンなのよ」という無言の縄張りラインが天井によって示されている感じがして、それはそれでなんだか良いなあと思っています。



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ひさしぶりの更新です。




今回はいよいよ(ようやく)LDKの内覧です。


もっとも、これまでにも部分部分を紹介していますし、ひょっとしたらSUUMOとかで見た方もいらっしゃるかもしれませんから、目新しさは??です。
なので簡潔に、写真メインでご紹介しますね。



まずは全体像を。




気に入っている一枚です。



設備については過去にだいたい書いてきましたが一応説明すると、


まず写真右手から、テレビコーナー。



造作のテレビボードで統一感を出し、バックにはエコカラットと間接照明を使って少し贅沢に見えるようにしました。 

▶︎過去記事





その奥の足元にはベンチ収納。



打ち合わせの後半で提案されたアイディアでしたが、とても便利で活用しまくりです。
そこから続く勉強テーブル(今はPCテーブル)、テーブルの上のプリンタ台と合わせ、作っていただいて大正解の造作家具でした。 

▶︎過去記事




ベンチの上には窓があり、乳白色のブラインドがかけてあります。



過去にご紹介した、木陰の柄が透けて見えるデザインブラインドです。 

▶︎過去記事





正面の腰高窓にはバーティカルブラインド。




部屋の雰囲気に合わせ、やや赤みがかったブラウンでわずかに柄があるものをチョイス。


▶︎過去記事





キッチンはGRAFTEKTのヴェンゲ×アルコーズ。



吊り戸棚とダイニングテーブルもGRAFTEKTです。




ちなみにダイニングテーブルの脚は3種類あり、最初は違う脚を考えていました。



でも、結果このアイアンに変えてもらって大正解でした。
アイアンだと少し値段が上がりますが、見た目と使い勝手の両面でアイアンを強くお勧めします。

(テーブルに1〜2人しか座らないとか、長いテーブルサイズを選択される場合は、この限りではありません。) 

▶︎過去記事






ソファとセンターテーブルは、ともに岐阜市の雑貨店LOVE FAMILYで購入。



単体でもカッコいいですし、部屋にもよく溶け込み、座り心地も最高なのでお気に入りです。 





...つづく



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脱線記事です。



先日、下呂温泉に家族旅行に行ってきました。


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下呂温泉は、兵庫の有馬温泉、群馬の草津温泉と並び日本三名泉の一つです。

でも私はこれまで日帰りで立ち寄ったことくらいしかなく、初めての泊まり下呂でした。


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初日は旅館のそばでやっていた「ナイナイのお見合い大作戦!下呂温泉の花嫁」のロケにがっつり参加。
下呂市民じゃないうちの子も「げろに、およめにきてください」というフレーズを自主的にマスターしていました。あと「おみあい、かいてんずし〜!」もレパートリーに加わりました(わかる人にしか分からんな)。



もしいつか「池田町の花嫁」をやる日が来たら、森田さんに強制参加させる予定です。


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下呂の夜はうまい食事と広い部屋、そして美人の湯を満喫し、


そして2日目には日本一滝の多い町、下呂市小坂町へ。滝好きなんです。
ここがまた素晴らしかった!


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厳立峡(がんだてきょう)。
高さ70メートル、幅200メートルの巨大な絶壁です。
そのスケールに圧倒されますが、その巨岩が見下ろす渓流の綺麗さに、また感動。






事前にネットで写真を見て、綺麗な場所だと分かって行きました。
でもやっぱり、実際に行ってみないと感動はできないですね!
滝や渓流の美しさというのは視覚的なものだけじゃなく、水の流れや飛沫、音、風、空気の美味しさなどを五官で感じるものだと実感。
県内にこんな素晴らしいスポットがあったなんて!と、ただただ感動して帰ってきました。


ちなみにこの小坂の滝めぐり、「岐阜の宝物」第一号に指定されているそうです。
私もごく一部とはいえそこに触れてみて、ホントに素晴らしいと思いました。なので、自然が好きな方にはぜひお勧めしたいなと。

この厳立峡には駐車場もありますし、近くの滝までの遊歩道もきちんと整備されています(他の滝は、必ずしも整備されていないと思います)。
私なんか、あわよくば来月にも親を連れてまた行こうかと目論み中です。




ちなみにウチは幼児連れなのでいちばん行きやすい「三ツ滝」までしか行きませんでしたが、小坂町には落差5メートルを超える滝だけで200以上もあるそうです。
ちゃんと準備できる方であれば、落差63メートルの「根尾の滝」や幅広の「千畳滝」をはじめとした、数々の美しい滝を見に行くことができます。羨ましい。
私も、子供がもう少し大きくなったらきっとチャレンジします。


パッと思いつく名物が少ない岐阜県において、まさに地元の宝物を見つけたような気分になった小旅行でした。


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わが家は特に「和モダン」をコンセプトにして作られたわけじゃないと思いますが、でも、和モダンぽくなりました。


和モダンを和モダンたらしめるアイテムの一つが「縦ルーバー(格子)」だと思います。
出来上がったわが家を見ると、思いのほかこの縦ルーバーが多くて驚きました。



たとえば、家の顔の一部だったり、

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和室の引き戸だったり、

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先日書いた「なんとも言えないスペース」とリビングとの仕切り、

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お隣さんとの境界にも一部ルーバーの柵を付けましたし、

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リビングのバーティカルブラインドも縦ルーバーぽく見えたりして。

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大小様々な縦ルーバーを使ってるわけですが、中でも最大のものは、中庭と庭とを仕切るウッドルーバー。

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なにしろ高さ3メートル余、幅も2メートルほど。重さはちょっと分かりませんが、相当でしょう。
足元は50センチほど浮かせてあります。


これ、模型を見て想像していたものよりも実物は遥かに大きく、初めて見たときは「ハハッ」と笑いが出ちゃいました。
設計した桐山さんが「オバケみたいなやつができました」とか言ってたのも納得です。



中庭にソヨゴが植えられてこのウッドルーバーで閉じられたとき、なんだか一気に

「うわぁ、家ができたわ...」

と実感して感動したのを覚えています。

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この茶×黒という色の組み合わせも、和モダンぽいですね。
そして、そこに入るソヨゴの緑が、私は美しいと思うんです。






と、ここまでビジュアル面の話ばかりしてきましたが、では機能面でのルーバーの働きって何なんでしょうか?


それはもちろん、「目隠しはするが、風は通す」ってことだと思います。



外からの写真

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このように、正面から見ると多少は屋内の様子が見えますが、かなり接近して見ないと、誰が何をしてるのかまではよく分からないレベル。
斜めの位置になるとほとんど見通せなくなりますから、目隠しの役割は充分果たせていると思われます。
(もちろんルーバーの厚みや隙間の幅が違えば見え方も変わってきますけどね)



たとえば洗濯物を干すスペースでは、日光と風は取り入れつつ他人の目と侵入を防ぐという格子としての機能が生かされますし、


道路に面した中庭なんかだと、子どもやボールの飛び出しを防ぐために使うパターンもあるみたい。



あと、夜に屋内の光がルーバーの隙間から漏れる感じも、私は好きです。
あったかい家って感じがする。


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機能的な意味でルーバーを使うのは、屋外に限らず屋内でも増えているんじゃないかと思います。


「部屋は仕切りたい、でも家族の気配は感じたい」


「リビングとダイニングキッチンを分けたいけど、冷暖房の風は行くようにしたい」


と、いうような場合にはもってこいの分け方なんじゃないでしょうか。
うまく使えば、ビジュアル的にも機能的にもいい味出してくれると思います。

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・・・・・・・・・・・・・・・・・・



ところで、


実はこのブログも始めてから2年です。入居からも1年。
書くことはまだありますが、実際に書くのは難しくなってきました。まぁここらが潮時かなと。
情報も古くなっちゃってるでしょうし。


なので、残り数回で締めるつもりでいます。
継続的に読んでくださってる方がもしいらっしゃったら、なんだか急で申し訳ありません。
我ながら尻切れ感が残念だし気持ち悪いですが、ご容赦下さいませ。


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先週末は森住建のお祭りに行ってきました。
あいにくの雨でしたが、去年のカンカン照りよりは過ごしやすくてよかったかも。


司会の大角氏



私はこうして実名ブログ書いてるため、祭りの中でなんと会社から表彰していただきました。


最近聞いた話では県内の某工務店がなんと1記事1万円(!)で施主にブログを依頼したそうです。それだけ施主ブログが営業に役立つってことでしょうか。
そんな有料契約なら、私はもう車が買えるくらいになってるじゃねぇか、と...
いやぁ、聞かなきゃよかった!



この機会に書いておきますと、私はブログを始めて2年になりますが、ブログの対価として森住建から何かをもらったのは今回が初めてです。しかも某アイスクリームチェーン店の商品券(笑)まぁそれでももらえたんだから感謝なんですけど。

ほかに一応森住建のポイントというのを僅かにいただいたりしますが、これは限りなくタダに近いですね。そもそもポイント使ったこと無いし。



要するに私は森住建の回し者じゃないよ、金もらってヨイショブログ書いてるわけじゃないよ!と言いたいわけです。
でも、1本1万円は羨ましいわけです(笑)





まぁそれは置いといて、


お祭りでは久々に会う方もたくさんいて、懐かしく思いました。
知らない社員さんも増えていて、会社がどんどん大きくなっていくなぁと感心したり、ちょっと寂しく思ったり。
人が増え、会社が大きくなっても、私たちの家を作ってくれた森住建の精神が変わらず貫かれていくことを願うばかりです。



余談ですが、佇立する森田氏を見て子どもがしきりに「ペッパー?」「あれ、ペッパー?」と言うので笑ってしまいました。
顔は全然似てないんですが、内なる何かが似てるんでしょうね。



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・・・・・・・・・・・・・・・・・


さて、話をソヨゴの話に戻します。



中庭の主にと選んだ、手がかからず丈夫で日陰にも強い常緑樹、ソヨゴ。



しかし昨年、そんなソヨゴを、



実は枯らしてしまいました。


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痛々しい姿。これはショックでした。



原因は色々考えられます。



まず、日当たり。
半日陰でも育つそうですが、それにしても日陰すぎるのかも。
ソヨゴを囲う壁やウッドルーバー、近隣の建物、そして秋から冬の日照角度の低さなど色々な条件が重なり、冬季の日当たりは確かによくありません。
また、中庭ですから風通しも良くはなく、それも一因かも。


ただ、似たような環境でも元気に育っているソヨゴはたくさんあるようですから、日当たりや風通しだけが問題ではないんじゃないかと。


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とすれば、水はけ。
ど素人の私にはよくわかりませんが、外構屋さんは「ここ、水はけはあんまり良くないかもしれませんね」と。
水はけが悪ければ、いわゆる根腐れとかを起こす可能性が高いんでしょうね、たぶん。

でも、これは今さらどうしようもないですよね。今から中庭の位置を変えるわけにいきませんし。
杭を打ったり砂を入れたりして水はけを良くする工事というのもあるみたいで、それが簡単にできればいいんですが、う〜ん...

それに、この中庭を挟んで両側に植えたモミジとアオダモは元気に育ってますから、この土地全体がダメなわけでもなさそうです。

まぁ水はけと日当たりと風通しと樹種と...という複合的な原因なんでしょうかね。




それと、やはり病気。去年はこれをほとんど放置していました。これはもう、人間の怠慢ですね。


葉に黒い斑点ができたり、葉全体が黒くなって落ちてしまうという症状がけっこう早い段階から見られたんですが、ほとんど対策をとることなく放置してしまいました。
その結果、夏〜秋には完全に手遅れになり、もはやどうにもならず、植え替えという事態に。
スマン...。





と、去年ソヨゴを枯らしてしまった原因はこんなところでしょうか。
あとは私の日頃の行いくらいしかありません。






なので今年は去年の反省を生かすべく、多少なりとも勉強して世話をしています。
たぶん去年の病気は「黒点病」と「すす病」だったと思うので、薬を使い、それでも黒くなってしまった葉は毎週末取り除き、地面に落ちた黒い葉も除去。
互いに干渉するような枝は剪定し、肥料もあげるようになりました。





そのおかげか、今の2代目ソヨゴは、去年の初代に比べれば健康体を維持してくれています。


とはいえ、気は抜けません。去年はこれくらいの時期から加速的に葉を落としていきましたし、今年も黒変や落葉は発生しています。去年よりマシなだけ。
しかも、これを書いている今、まさに黒点と落葉が激しくなり始めた...ヤバイです。松久造園さんヘルプ!


というわけで、マイホームの維持管理面で最も苦労しているのが、実はこのソヨゴなんです。




子どもの頃、毎日庭の花木の世話をする母の気持ちが全く分かりませんでしたが、30年の時を経てようやく、私もあの頃の母のステージに辿り着きました。
20年後には盆栽やってる自信があります。
せっかくの庭付きマイホーム。緑との触れ合いを大切にしたいと思います。



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更新ペースが...


まぁ大目に見てください。




中庭。坪庭。
ウチのはどっちなんでしょうね?
呼び方がわかりません。


観賞目的の小規模な和風の中庭が坪庭だとするなら、まあ、ウチのもそれに該当するのかな。

ただ、ウチにはウッドデッキという洋風のものが付いているし、苔だの灯篭だのといった「いかにも」な工夫をしていないから、私としては坪庭と呼ぶことに少しためらいがあります。


というわけで、とりあえず「中庭」と呼びますね。

どうでもいい?




中庭が私を惹きつける理由は、なんといってもこの植栽の緑です。


ブラウン、ホワイトそしてブラックで造られたわが家の中にあって、この緑はひと際あざやかに映ります。


この木の名は「ソヨゴ」



今回は、このソヨゴについてのご紹介です。
植栽ど素人の私が木の説明をするなんてちゃんちゃらおかしいですが、それを言いだすと私は家についてもど素人なわけで、このブログ自体が全部アウトですね。




ソヨゴの名は、そよそよと風にそよぐ姿から名付けられたんだとか。
その名の通り細身の、しなやかな木です。


漢字で書くと「冬青」。この字面からも分かるように常緑樹です。


常緑樹の中では、シンボルツリー人気ランキング断トツ1位のシマトネリコに次ぐ、ナンバー2の地位にあると思われます。
「葉が小さく涼しげな常緑樹」を望むなら、自然とこの2つが候補になるんですね。



で、シマトネリコとソヨゴの決定的な違いは、成長の早さだそうです。
シマトネリコは非常に早い。ソヨゴは遅い。


成長の遅いソヨゴは剪定などの手間が少なくて済みますし、狭いスペースでも大丈夫。
ただしそのぶん価格はどうしても高くなるし、一度ダメージを受けた部分は回復にとても時間がかかるみたいです。



あと、ソヨゴは小さなサクランボみたいな赤い実をつけてくれるのも特徴。時期は秋から冬なので、なんとなくクリスマスっぽくて良いですよ。
ただし雄株と雌株があり、実をつけるのはもちろん雌株なので、そこは注意が必要。雄株だけ植えても実は楽しめません。




ソヨゴのアドバンテージとしては、耐陰性も挙げられます。半日陰でも育つ、日陰に強い木なんです。

さらに樹形も綺麗なうえ、わざわざ手を入れなくても自然に整うというおまけ付き。私のような素人には良いですね。
常緑樹にしては明るい葉色も魅力的です。




ですから、中庭に植える木については、もう迷うことなくソヨゴでした。

四方を囲まれた狭いスペースから飛び出さない木。

半日陰でも育つ木。

なるべく手間がかからず育てやすい木。

LDKから常に見えるんだから、常緑で品のある木。


ソヨゴはすべてのニーズに応えてくれる木でした。



OKソヨゴくん、キミは優等生だね。あれこれ口は出さないから、キミの好きなようにやってくれよ。

と、私はなんの心配もせずにソヨゴを迎え入れました。


が...





〜つづく



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玄関から家に入り、玄関ホールを抜けてLDKへ向かうと、玄関ホールとLDKの間に、もうひとつ別のホールのような、通路のような、なんともいえないスペースがあります。




玄関ホールからLDK方向を見たところ。これがその「なんともいえないスペース」です。
廊下としては幅広すぎるのですが、ほかに呼びようがないので私は廊下と呼んでいます。



当初の設計では、この廊下はぜんぜん廊下っぽくなく、「リビングルームのボコッと出たところ」でした。
左頭上には鉄骨階段が伸びていました。


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ずっと昔に書いた話ですが、ウチのLDKには本来、スケルトンの鉄骨階段が据えられていたんですよね。
しかし嫁の体質上スケルトンNGのわが家では、鉄骨をやめて普通の階段に変更。


そのため、階段下スペースは壁でふさがれ、そこは階段下収納になりました。
これで収納が増えて便利になった一方、LDKの一部が階段の幅のぶんだけ細くなり、廊下っぽくなったわけです。



実を言うと、最初にこの廊下みたいなスペースに気付いたとき、ちょっとムムッと思いました。
だって廊下って、「無駄なスペースだから、なるべく無くさなきゃ」っていうイメージですよね。多くの人がそう言うし、私もそう思っていたし。
予算とか冷暖房効率を考えると、それはもっともな考えです。




でも実際に暮らしてみると、これはこれで必要なスペースだなぁと思えます。



この廊下のおかげで、四角いLDKに奥行きが感じられるようになっているし、

子供のすべり台とかを置ける程度の広さがあるから遊び場になるし、

脇にあるクローゼットからはノンストレスで悠々と服や荷物、掃除機などを取り出すことができるし。





それにある時、うちに来たお客さんに「廊下があって羨ましい」と言われたことがあって。

というのは、アパート住まいの彼女は赤ん坊を抱っこして寝かしつけるのに四角い部屋の中をぐるぐると歩き回るしかなく、それが辛い。だから、子どもを抱っこして歩けるスペースとして廊下が羨ましいということでした。


まぁこれは「長いスペースが羨ましい」のであって、廊下じゃなきゃいけないということではないのですが、

でも彼女が言う「狭い部屋をぐるぐるするのが苦痛」というのは私もアパート時代にいつも感じていたことで、よく理解できました。



今では子供も少し大きくなり、抱っこで寝かしつけることはなくなりましたが、そうなると今度は抱っこして走り回ったり、走って追いかけっこをしたり、おもちゃの車を走らせたり...ということが多くなりました。
だから今のところ、この廊下の出番は減っていません。


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そしてこの廊下部分は、実は目を楽しませてくれるスペースでもあります。


LDKに向かってここに差し掛かると、右手の壁一面が大きなFIXガラスになっていて、そこからたくさんの光が取り込まれているのがわかります。

そしてそのガラスの向こうに、






私のお気に入りのスペース、小さな中庭が臨めるのです。





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やっと和室ラストです。小分けしすぎ?
書く側も少々息切れしてます。


今回は窓とプリーツスクリーン、それから扉について。




和室っぽい窓とはなんぞや?


と考えると、なんとなく地窓みたいなやつなのかなぁと。

ウチの和室の場合、窓は2面。いずれも床から1メートルくらいまでの高さです。けっこう大きいので、位置が低くても光はよく入ります。
防犯ガラスですが、ぱっと見は分かりません。分かった方がいいんですけど...




本格和室にこだわるなら目隠しには障子をつけるんでしょうが、ウチが目指すのはモダン和室。
なので付けたのはプリーツスクリーンです。



私の場合、プリーツスクリーンなんていう物の存在も、家を考えはじめてから知りました。
でも便利ですね、コレ。
上下2色(ウチの場合はレースのようなホワイトと暗い和紙調)を、自由に切り替えられます。もちろん半々にすることも。
ちなみにどちらの色を上にするかは最初の設定で好きに決められます。


生地については、提案されたものをそのまま気に入って採用しました。この和紙っぽい素材感、ぜひウチの和室に!と思って。








プリーツスクリーンの上下は、チェーンをカラカラと回すか、もしくは紐を引っ張るのが普通だと思います。
しかし、カーテン屋さんに提案されたプリーツスクリーンにはこんなツマミが付いていました。




これは、チェーンや紐を使わず、ツマミをダイレクトに持って上げ下げすればいいタイプのプリーツスクリーン。こんなのがあるんですね。

直接手でやるから、チェーン式とかと違って「開けるつもりが逆に閉じちゃった」なんてこともないし、動きが遅くてイラっとくることもないし、とても楽です。もちろん子供がチェーンを引っ張って遊んだり、そのチェーンが巻きついたりという心配もありません。

一方で耐久性はというと、作りの単純なチェーン式に軍配が上がりそう。
そこで少し迷いましたが、結局このツマミ式を採用しました。
使い勝手いいですよ。




最後に、引き戸。


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向かって左は家族用玄関に続くドア。
壁との連続性を重視してシンプルな白です。



向かって右側の引き戸の向こうは正面玄関。
こちらは森住建側の意向もあり、ちょっとハイグレードな格子戸を入れてもらえました。
やや赤みがかった木枠に細い磨りガラスが入っています。
当たり前ですが磨りガラスは光を通すので、ドアを閉めておいても部屋が明るくなります。
あと、隠れんぼの際に磨りガラスをうまく活用すると、子供は大喜びします(笑)


ウチには色んなところに縦格子が使ってあり、この引き戸もその一つです。
縦格子っていうのは、和モダンには欠かせないですね。


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・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


以上、長々と和室をご紹介してきました。

たった4畳半、3人で寝るとギチギチになってしまう小さな和室ですが、使い勝手にも意匠面にも私たちは満足しています。
色々わがまま言って良かった!と思える、自慢の和室になりました。



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吊押入れ。



なんでわざわざ吊るの?

素直に床までの押入れにすれば、もっといっぱい収入できるのに。




と、昔は思っていました。


でも、モダンな和室を演出するうえで、やはり吊押入れの効果は大きいです。
それに、吊押入れのおかげで床が広くなり、部屋自体が広く見えます。


わが家の和室はその視覚効果を強調するために、吊押入れの下に間接照明を入れました。


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スイッチオンするとこんな感じ。押入れの下を光らせることで、床の広さが強調されます。
強調されすぎてイヤラシイと思う人もいるかもしれませんが、私は好きです。


また、この間接照明のおかげで、和室の表情にものすごい幅が生まれました。まるで2つの和室があるみたいです。
天井のダウンライトで照らす和室と床の間接照明で照らす和室とは、当たり前ですがガラッと雰囲気が変わりますから。


【ダウンライト】


【間接照明】


【両方点灯】

写真が悪くて雰囲気が出ずスイマセン。



ところで、和室の間接照明なんて使うことあるの?と思われるかもしれませんが、毎日使います。
なにしろ現在はこの部屋で寝ているので、子供を寝かせるとき、目の邪魔をしないこの間接照明がちょうどいい感じになるんですよ。
で、大人も眠るときには間接照明も消して真っ暗にして寝ています。



照明には白く濁ったアクリルプレートをかぶせました。これで光が拡散して柔らかくなります。
ていうか、カバーがないとゴミが溜まるのは目に見えてるし、この位置じゃ掃除も大変。カバーは必須です。




間接照明で照らす壁には、天井と同じ壁紙。
和紙風の凹凸がある壁紙なので、下から照らすと味が出ます。



アクリルプレートの手前に見えるのは、亀甲模様の名栗加工が施された板。これが和室をぐるりと一周し、その囲いの中に琉球畳が収まっている形です。




玄関の式台にも名栗加工を使わせてもらいましたが、彫り方は違います。
色も、こちらは和室の色調に合わせて黒塗りにしました。
掃除機などが強く当たると僅かに塗装が剥げてしまうという弱点はありますが、ウチの和室を個性的にしてくれているのはこの名栗の板だと思っています。


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今回は和室の収納について。




わが家(限定ALIVIO)の原案では、和室にはほとんど収納がありませんでした。
その代わり、クールな床の間というか飾り壁みたいなのが出来る予定でした。


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こんなのです。


しかし、「おそらく和室はお客さんに泊まってもらう部屋になる」という思いから、私たちは和室内に布団をしまえる収納を所望。
難色を示されるかと思いきや、森住建側はこれを思った以上に大胆に形にしてくれて、飾り壁の代わりに壁一面の吊押入を作ることになりました。
(詳しくは 過去記事「和室のデザインを変更する」のとおり) 



と、いうわけで!
今回はその収納部を写真でご紹介していきます。

いつも完成形だけ見せてるので、たまには工事中の場面からどうぞ。


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上棟後、まもない頃の一枚。
吊り押入れを宙に浮かすためには、まず下に土台を作らなきゃいけないんですね。
当たり前といえば当たり前なんですけど、なんか深イイ話にもできそうな。

ちなみに写ってるのは、わが家担当の大工、蒲さん。黙々と確実に仕事を進めていく、職人肌の大工さんです。
寡黙な方ですからきっと顔は出したくないだろうと勝手に判断し、お尻だけの登場となりました。顔より尻のほうが出したくないかもしれませんが(笑)



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見にくい写真ですが、仕切りができ、土台が外れたところです。
吊押入が、左右に分かれて壁全体を覆います。ですから収納量は相当のもの。
ただし左上にはエアコンが付くので、そのスペースを空けてあります。



20170623002200.jpg

扉が付きました。やはりかなり大きいです。

色は暗めの茶色。縦向きに木目が入っています。
そういえば扉の色に関しては、明確な打ち合わせをした覚えがありません。それでも部屋の雰囲気にも私の好みにもドンピシャに合わせてくるあたり、さすがです。
たぶんカラーコーディネータの田中さんが中心になって決めてくれたんでしょうね。渋くていい感じ。


左上の横格子はエアコンカバー。
エアコンを目立たなくするためのものですが、ここだけ色が違う。めっちゃ目立ってる...。

色の打ち合わせをしていなかっただけに、まさかコレで完成では?と不安に思いましたが、

幸いというか当然というか、後日、周囲と同じ色で仕上げてもらえました。めでたし!


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これで吊押入れは完成です。


内部の写真までは載せませんが、思っていた以上の収納量。布団何人ぶん入るの?っていう。小さな和室には充分すぎるくらいです。


そういえば桐山さんは左右の吊押入の間に隙間(真ん中の白い縦ライン)を作らざるを得なかったことを気にして私たちに謝ってきましたが、私たちとしてはそんなの全然気にしてません。
だって、ここをピッタリ詰めちゃったら、左右の扉が干渉して開かなくなるんじゃ?って思いますしね。
これで充分かっこいいよと思ってます。




書く時間がなかなか取れず、進みが悪くてスイマセン。
今日はここまで!

 
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